生後6ヶ月頃に下の前歯が生えます。早い子どもさんだと生後4ヶ月ごろに生える場合もあります。生まれたときに生えている歯を先天歯(出産歯)といいます。これで舌小帯を傷つける場合は削合する場合もあります。
乳歯は全部で20本あります。上下の真ん中を正中といいます。正中からABCDEと呼びます。歯科用語では下記のようになっています。
乳中切歯=A
乳側切歯=B
乳犬歯 =C
第一乳臼歯=D
第二乳臼歯=E乳歯列はほぼ円形のアーチです。永久歯列には放物線形、U字形、V字形などになっています。
生える順序はABDCEです。まず乳中切歯(A)が生えてきます。ついでその隣の乳側切歯(B)が続きます。次は乳歯の犬歯(C)をとばして第一乳臼歯(D)が生えてきます。1歳6ヶ月児健診ではこの段階の子どもさんも見られます。この段階では全部で12本です。
次いで乳犬歯(C)が生えてきます。この段階では全部で16本です。最後の第二乳臼歯(E)が生えてきます。これで20本全部そろいました。