1歯ずつの縦磨き法

1歯ずつの縦磨き法

プラークの除去と歯肉のマッサージが同時に行える方法です。他の方法だと歯並びが悪いときに歯ブラシが強くあたる歯、弱くあたる歯、全くあたらない歯がありますが、この方法だとすべての歯に均等にあたります。さらに、歯ぐきのマッサージも行われます。

この方法は北大歯学部の名誉教授であった石川純先生が考案された方法です。石川先生は医師免許と歯科医師免許のダブルライセンスを取得された先生でした。その真髄は「人間はなぜ歯を磨くのか」に書かれています。歯周病学会の報告でも、最も磨き残しの少ない方法です。成人の歯周病の患者さんには、必要に応じてバス法やチャーターズ法を組み合わせて指導しています。

【ポイント】
1.軽い力で1本ずつ丁寧に縦に磨く
2.毛先を歯の面に直角にあてる
3.歯ブラシを歯の軸に平行に
4.小刻みにゆっくりと磨く
5.歯ブラシの頭は常に歯ぐきに向ける
6.歯ブラシの頭から2−3列の毛先を使う
7.練り歯磨きを使わない
 使うときは、最後に少量
8.歯ブラシは普通かやや軟らかめの硬さ

軽い力で1本ずつ丁寧に縦に磨く

軽い力で1本ずつ丁寧に縦に磨く

毛先を歯の面に直角にあてる

歯の側面にも直角にあてる

歯の側面にも直角にあてる

歯ブラシを歯の軸に平行に動かす

歯ブラシを歯の軸に平行に動かす

小刻みにゆっくりと磨く、少し押しつけて溝やくぼみに毛先がはいるように

小刻みにゆっくりと磨く、少し押しつけて溝やくぼみに毛先がはいるように

歯ブラシの頭は常に歯ぐきに向ける

歯ブラシの頭は常に歯ぐきに向ける

下の前歯を磨くときも歯ブラシの頭は歯ぐきに向ける

下の前歯を磨くときも歯ブラシの頭は歯ぐきに向ける
鉛筆を持つように歯ブラシを持つとヒジが下がるので疲れません。

下の前歯の内側は歯ブラシをひっくり返してあてる

下の前歯の内側は歯ブラシをひっくり返してあてる
下の前歯の内側は歯石がつきやすい部位です。歯の根元はやや細いので歯ブラシを内側にややそらせるように歯の面にあてます。歯は曲面なので、常に歯の面に直角になるように角度を変えながら歯ブラシをゆっくりと動かします。

石川純先生の著書から


石川純先生の著書から

石川純先生の著書から

上の奥歯の噛み合わせる面の溝とくぼみのみがき方

上の奥歯の噛み合わせる面の溝とくぼみのみがき方
軽い力で押し付けてゆっくりと動かす。

上の最も後ろの歯の後ろの面

上の最も後ろの歯の後ろの面
吐き気のしやすい人は、できるだけ小さい歯ブラシを使用します。大人でも幼児用が使いやすいと思います。それでも嘔吐反射があるときは、毛束を切って小さくします。